弟たちと暮らすことになって、家族に関しての考え方の変化

僕は小三から5年間ほど、父と二人で暮らしていたのですが、ちょうど一年前くらいから、弟二人と暮らすことになって、家族という存在について、これまで以上に深く考えさせられるようになりました

日々の生活でのちょっとしたことや、お互いの違いを感じる中で、家族の本当の意味や、その価値を改めて感じました

僕はずっと、弟と一緒に暮らすことから逃げていました
弟のことは大切に思っていたつもりでしたが、自分の時間や価値などを大事にしてしまっていたため、自分からどんどん連絡したりすることもしていませんでした
しかし、一緒に暮らし始めることで、その距離感が一気に縮まりました

最初は、本当に弟というものに、どうやって接したらいいかわかりませんでした
僕は5年前、不登校になってから、父の家で暮らすようになり、弟と頻繁に会わなくなり、弟たちが母親に東京に連れて行かれてからは、ビデオ通話でしか話していませんでした
ビデオ通話で話しながらゲームを一緒にするようになるまでも、1年ほどは連絡がとれず、僕の心境の変化もあり、ビデオ通話ができるようになっても、弟とうまく話せませんでした

僕は父と暮らしている方が長かったようなものなので、父以外の人間もあまり知らず、弟たちとの性格の違いや、生活の仕方の違いでストレスを感じることも少なくありませんでした

弟たちと暮らして、僕が最も強く感じたのは、支え合うことの重要性です

今までは父が合わせてくれていたりして、自分のペースで生活することに慣れてしまっていて、他人と家事を分担したり、誰かに頼ることに抵抗を感じていました

しかし、弟たちと生活していく中で、支え合うことがいかに重要かを実感しました
弟がどう思ってるか、どうしたいかを考えたり、逆に僕が困っているときに弟が助けてくれたり、お互いに助け合うことで、自然と家族としての関係が深まっていくのを感じました

支え合うことで、単に物事が円滑に進むだけでなく、心の繋がりも深まるのだと思います
暮らしに慣れてくると、誰かが助けてくれるという安心感があることで、より穏やかな気持で生活できるようになったと感じます
また、自分も誰かの役に立てるという喜びを感じることができ、家族という存在のありがたさを再認識しました

弟たちと一緒に暮らすようになって、改めて実感したことの一つに「違いを受け入れることの大切さ」があります
兄弟であっても、それぞれ異なる性格や価値観を持っていて、時にはその違いが原因でトラブルになることもあります
しかし、その違いを否定するのではなく、受け入れて、尊重することが家族関係をより強くするのだと感じました

弟たちの成長や変化を間近で見ることも、この暮らしでの楽しみとなっていて、弟たちが来た頃の写真と比べると、今では頼りになるようになったと思うことが多いです
家族というのは、そうした成長を見て、時にはサポートし合いながら生きていく存在なのだと感じました

父、弟たちとの暮らしを通じて、弟、家族への考え方が大きく変わりました
以前は、一緒に暮らさなくてもいい、一人のほうがいいとまで言っていて、来てからもあまり関わろうとしていなかったのですが、今ではもっと積極的に関わりに行こうと思ったり、支え合うべき存在だと感じています

家族とは、血の繋がりだけではなく、自分たちで支え合い、互いに成長していく存在です
父との生活に弟たちが加わってから、僕はこのことをより深く理解して、家族というものの本当の意味を学んでいる気がします
これからも、この大事な家族との関係を大切にしていきたいと思います

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


上部へスクロール