長男は、小学3年生の11月に入ってすぐ、不登校になった。
当時、不登校になった理由は二つある。
1.学校の「バスケ部の先生」が怖かったこと。
2.母親の家で暮らすことが嫌になったこと。
まず「1.学校の『バスケ部の先生』が怖かったこと」について。
元々、長男は「そこまでバスケが好きなわけではなかった」のである。
しかし、母親が「私は子供の頃、バスケをやっていた」と。
それで「だから、あなた(長男)もバスケをやればいいんじゃないか」と。
つまり、母親が「長男にバスケをやらせたい、続けさせたい」という気持ちが強く、
それで、長男が「そこまでバスケが好きなわけではない」のに、続けさせていた。
最初は「とにかく、楽しくバスケをするチーム」に入っていた。
有料のスポーツクラブ、みたいなものである。
その時は「とにかく、みんなで楽しく、遊んでる感じ」なので、よかった。
先生も「そういったサービスを提供する企業の社員」だったので、
厳しいこともなく、いつも優しく、明るく元気で、親切丁寧だった。
しかし、住んでいた地域が「それなりの田舎」だった為、参加者が増えず、
最終的には「これでは、商売として、やっていけない」ということになり、
そのバスケチームは解散することになった。
そこで「やめればよかった」のである。
しかし、母親(私の元妻)は「小学校のバスケチーム」に入れてしまった。
これが、失敗だった。
私は「いや、それは、違うんじゃないか、、、」と思ったのだが、
母親が「彼はバスケがやりたいんだよ」と言い、入れてしまった。
まあ、入ってみても「合わなければ、やめればいいか」と、そう思ったのだが、
入ってすぐに「やめたい」と言った長男を、母親は「やめさせなかった」のである。
理由は「もう、ユニフォームを注文しちゃったから」である。
私が「それ、頼んだばかりなら、キャンセルしたらいいんじゃないの?」と言うと、
元妻は「いや、もうキャンセルできないんじゃない?無理だと思う」と言い、
「キャンセルできるかどうかも、聞かない」と。
結局「高いユニフォーム、バッグ」などを買ってしまっていた。
でも、長男は「どうしてもバスケに行きたくない、やめたい」と言うので、
私が何度も元妻に話し、やめさせることができた。
が、しかし、元妻はきっと「せっかく、高いユニフォームまで買ったのに」と。
そういう「嫌味」を、自宅で長男に言い続けていた(表現し続けていた)のだろう。
その頃(2018年6月)から、長男は「学校に行きたくない」と言っていたらしい。
そして、同時に「母親のことも、本当に嫌だ」と思っていたのだと思う。
そして「2.母親の家で暮らすことが嫌になったこと」について。
これはまた次回。